最終更新日 2025年4月29日
東証マザーズ市場は、中小型の新興企業が中心にして上場を果たしている証券市場となっています。
新興企業のために創設された市場のため、起業して数年しか経っていない企業でも、東証マザーズであれば上場を果たすことができる環境があります。
そのため、東証マザーズに上場している企業は、まだ事業基盤が整っていないところが多い特徴があります。
バイオなどのベンチャー企業では、毎年大幅の赤字が継続している場合も少なくないです。
したがって、東証マザーズに上場している企業への投資は、リスクが高くなっていると言えます。
上場企業の中では今後の数年で経営が立ち行かなくなるところが出てくるからです。
しかし、東証マザーズに上場をしている銘柄の中では、今後に業績が大きく伸びて株価が10倍以上になることも起こってきます。
そのため、ベンチャー企業を見る目がある人ならば、大化けをするような銘柄へ投資することが可能となるメリットも出ています。
しかし、普通の投資家は東証マザーズの銘柄への投資では、複数の企業へ投資することでリスクを分散する必要があります。
複数の企業へ分散投資すれば、一つの企業が上場廃止になっても、もう一つの企業の株価が数倍になることで補えるようになるからです。
しかし、個人投資家では多くの個別銘柄へ投資するには、資金が足りなくなることも起こり得ます。
そこで、従来は中小型株を投資対象とした投資信託を購入するケースが多くなっていました。
しかし、今後は東証マザーズ指数に連動した金融商品が購入できるようになります。
この指数連動型の金融商品を購入すれば、東証マザーズ全体への投資が可能となってきます。
また、指数連動の金融商品であれば、少額での購入が可能になるメリットも出てきます。
したがって、今までは大企業だけの投資を行っていた人などは、マザーズの指数に連動する金融商品を購入することで、中小型株の成長性も享受することができるようになってきます→吉野勝秀