最終更新日 2025年4月29日
自動車の凹みや傷といった修理を依頼する場合、近場の板金工場を選択するのが一般的ですが、料金や技術的な問題で見た目だけ良くなっていて、走行に支障が出てしまうようなものも少なくありません。
そのため、ひとつの目安として工場設備から板金工場を選択するという方法があります。
代表的な設備としては塗装ブースやフレーム修正機、スポット溶接機やミキシングマシーンなど自動車の修理に必要不可欠とされるものが、メーカー指定のものであるかどうかで判断すると良いかもしれません。
日本は自動車先進国でありながら、メーカー指定の設備といったものには無頓着で、酷いところでは見た目が直っていれば良いとしているところも少なくありません。
フレーム修正機などではボディ精度を正確に、確実に行うことで高い精度で修復が試みられています。
そのため、ボディ精度が向上して購入した当初と同じような走行が可能となることもあるようです。
また、塗装ブースでは綺麗な塗膜を張るために、通常は埃や塵といったゴミを混入しないよう注意することになります。
元々は空気中に散った塗料さえ吸い込むため塗装は美しく仕上がるのですが、何度も繰り返し作業することで、必ずどこかで汚れが付着することになります。
こうした塗装ブースでも、普段からメンテナンスを行ってゴミの混入を防いでいるかを見ておくと良いでしょう。
板金工場は大小様々な企業が並んでいて、実際に利用する際にどこを選べば良いか悩むものです。
しかし、塗装ブースやフレーム修正機といった設備は、かなりの資金を投入しなければならなく、さらに大がかりな設備のためスペースも必要になります。
確定というわけではありませんが、ブース完備の工場は中規模以上でないと設置するのが難しくなるので、工場の規模などから検討してみましょう。
昔ながらの付き合いや腕の良い職人がいる小規模の板金工場でも、ブース完備がされていたり、それ以上の修復をしてもらえることがあるので絶対ではありませんが、検討の価値はあるかもしれません。
関連サイト
・電子ビーム溶接とは?
・板金できないと言われるアルミボディの凹みなどはどうやって直す?