最終更新日 2025年4月29日
「会社員であることに不安を感じている」
「個人投資家として失敗しない方法を知りたい」
「宇田謙心先生の評判や経歴を調べている」
会社員をやめて個人投資家になる人が少なくありませんが、そこにはいろいろな背景があることを言っておいた方が良いでしょう。
基本的にこの考え方は、40年位前ではあまりありえない考え方でした。
会社員になると言う事は、安定をもらうのと同じであり、少なくとも今の60代や70代の人は、会社員として一生を過ごしたはずです。
なぜなら、終身雇用と呼ばれるものが約束していただけでなく、それなりに成績を収めていなくても、ある程度給料が上がってきたからです。
そのような好調の時代が続いており、とにかく会社員でさえすれば勝手に給料が上がっていく時代でした。
目次
宇田謙心さんも感じる時代の流れ
退職金もたんまりともらえる時代であり、非常に良かったといえます。
ところがこの流れは、今の50歳から55歳位の年齢の人から少しずつ変わってきたとお金の先生と言われている宇田謙心は言います。
50歳から55歳位の年齢の人は、ちょうどバブルの時期いやバブルが崩壊した直に会社員となっており、その人たちがある程度大人になり30歳位になると、不景気の波がずいぶんと大きくなったと言えるでしょう。
この時、今まで絶対に倒産する事はないと言われていた会社が倒産し始めました。
そうすると、終身雇用が約束できなくなっただけでなく、少しずつ退職金も減少していきたいわけです。
今から20年前と比べると、今の退職金は3割位あるいは会社によっては5割位減っていると言われています。
そしてそもそも退職金自体がない会社も多く、その会社自体ももしかしたら30年後にはないかもしれません。
会社の寿命が短くなっているかどうかは、明確にはわからないものの概ね短くなっていると考えて良いでしょう。
会社員として長くいることにメリットがあまりなくなった
そのような中で、1つの会社に骨を埋めるのではなく、もう一つあるいはもう2つぐらい仕事を持ち1つの会社がダメになったとしても、安心して収入が得られる仕組みを採用することかもしれません。
それと同時に、1つ考えていかなければいけないことがあります。
それは、会社員として長くいることにメリットがあまりなくなったことが言えるかもしれません。
昔のように、終身雇用制がなくなっただけでなく、長く続ければ給料が上がったと言うものも完全に消滅したといえます。
つまり、実力がある人以外は、その会社に残っても何のメリットがありません。
そうすると、会社にいるより自分で稼いだ方が良いといえます。
一生懸命働き睡眠時間を削っているにもかかわらず、給料が増えなくなるとモチベーションが低くなるだけです。
こうして世の中は、少しずつ歪んでいくと言えるでしょう。
会社員が個人投資家になる方法
このような事は既にわかっていますが、10年以上前からそのようなことが言われていたため、もし今会社員でいるとすればどちらかに方向を切り替えなければいけません。
1つは会社員でいながら収入を別で得る事ですが、もう一つは完全に会社員を辞めて、個人投資家などになる方法です。
後者の場合を話していくと、個人投資家になると言うのはまずいきなり独立でもうまくいきません。
会社経営なども同じですが、やはり3年から5年ぐらいは、赤字の状態が続くと考えて間違いないところです。
ところが個人投資家が失敗しやすいのは、最初のうちビギナーズラックとして良い結果が出た場合です。
人間は、最初スタートする時はあまり欲求がありませんので、ビギナーズラックが出やすくなるでしょう。
1回お金儲けをしてしまうと勝つことに味を覚えてしまう
ところが、1回お金儲けをしてしまうと、勝つことに味を覚えてしまい、もっともっとお金を稼ぐことができるのではないかと感じてしまいます。
具体的には、最初の資金が1,000,000円だった場合、これから半年後2,000,000円になっているとすれば、もっとお金を投入すれば2倍になるに違いないと感じるはずです。
ところが実際には、お金が増えれば増えるほどその人はプレッシャーを感じていて、次第にお金をコントロールできなくなるわけです。
人間にはお金の器と言うものがあり、これは小さくすることも広くすることもできるわけですが、サラリーマンだった人がいきなり数百万円単位のお金を動かすにはかなり無理があります。
そして気がついたときには、資金のほとんどを失ってしまっているでしょう。
資金を失うときにはメンタルが崩壊している
この辺はあまり語られていませんが、資金を失うときにはメンタルが崩壊している状態といえます。
例えば、大事な1,000,000円で株式投資をした場合、外株が大きく下がってしまい、そのお金がなくなった場合、精神状態は普通ではいられません。
基本的に1ヵ月の給料以上のお金が一瞬で飛んでしまう状態と言うのは、精神状態がおかしくなる状態と言えるでしょう。
そうするとまともな判断ができなくなってしまいます。
この時、やってはいけない投資方法などをしてしまい、どんどんとお金が減っていき、最終的には負けを取り戻そうとして精神状態がぐちゃぐちゃになり、一方的に負けることになります。
まとめ
これを避けるためには、メンタルが安定した状態を維持することが大事になるわけです。