最終更新日 2025年4月29日
目次
産業廃棄物の問題は最初に考えておかなければならない
産業廃棄物は産業活動をすれば必ず出てくるものですから、これは最初に考えておかなければなりません。
これを考えないとどういう事になるのかという事は原発の問題をみれば明らかといって良いでしょう。
原発は未だに最終的に廃棄物をどうするのかという事は確定しておらず、出来た廃棄物は暫定的に保管しているという事になっていて、これについても費用がかかるというとんでも無いことになっているのです。
なんと将来的には何かいい方法が考えられるだろうという見切り発車で行われているのが原子力発電だという事で、これほどの事がこのずさんな計画によって出来ているという事は驚嘆するしかないといっても良いでしょう。
まず原子力発電をするという事を考えた時に、その廃棄物の問題は考えなければならない事だったという事は間違いありません。
それをしなかったので今でもその問題が解決されることなく残っているという事になっているわけです。
なぜ産業廃棄物の問題が解決されることが無いのかというと、全ての問題を後回しにしているから
何故この産業廃棄物の問題が解決されることが無いのかというと、全ての問題を後回しにするという事がなされるからです。
上記の原発の問題を見ても分かるように、これほど重要な事であるにも関わらずに後回しにされ続けた結果、将来の人に任せるという究極のいい加減な方法で後の人々に課題を押し付けるという事をしてしまいました。
これは、自分たちさえ良ければそれでいいという究極のいい加減な選択というほかは無いのですが、今が良ければ良いというのは人の本質的な考えでもあるので、これをして何も不都合を感じないというのが今の人間という事が言えるのかもしれません。
何しろ廃棄物は別に保管さえしていれば、それで問題になる事はないという考えがあるので、わざわざ井草実業などの業者に頼んで費用がかかる処分という事を考えなくてもいいという考えが、この根底にはあります。
別によい方法が見つからない時には、そのまま放置すればよいという事を考えているので、このような思考が出来るわけですから、放置すればそこから様々な環境被害が出てくるという事は分かっていることですから、これも長くは出来ないという事は自明の事ということになります。
ですが、長くという事は自分達が考えなくても、その被害が出てくる人達が考えればよいという後回しの理論がここでも登場してくるので、この産業廃棄物の問題はなくなることは無いという事になります。
基本的に今の人類はこの後回しをすることによって繁栄をして来たという事が言えるのかもしれません。
今の人類は後回しをすることに別に疑問を感じないという事があるといって良い
そのため、これをすることに別に疑問を感じないという事があるといって良いのかもしれません。
例えば年金のようなものも後回しの良い例といって良いでしょう。
今の高齢者がより良い暮らしをするために、後の高齢者となる若い世代に大きな負担を強いるというビックリの政策を考えて、それが当たり前のようにふるまうというとんでもない政策まで普通に出来上がっているのがビックリということです。
一般的なモラルで考えても、自分が働いた以上にお金をもらうという事は出来ませんが、これが高齢者になったというだけで、若者から支援をしてもらう事が出来るというのが年金制度ですから、これが究極の後回し制度であるという事は間違いありません。
昔であれば高齢者は自分の家族に養ってもらうという事があり、それは家族を養ってきた人の当然のシステムでもあったわけですが、今は別に若者を養うという事をしてこなかった高齢者が当たり前のように若者の世話になるという世にも不思議なシステムが出来上がってしまっているわけです。
これが後回しの政策の究極的なもので、いかに人が今さえよればという事を考えているのかという事が良くわかる例だといってもいいでしょう。
これを政府が率先してやっているわけですから、始末に負えないという事が言えます。
人は常に大きな問題となると後回しをして後の人に負担を押し付けるという事をする
このように人は常に大きな問題となると後回しをして後の人に負担を押し付けるという事をするので、これが無くなる事はありません。
何しろ自分たちの代でその問題を解決することを諦めるという究極の楽をするわけですから、これは今の世を生きる人からすると拍手したいような方法となるのは間違いありません。
自分は何もしないで後の人達が解決するという事を考えるわけですから、無責任な事はなはだしいわけですが、自分たちにはどうしようもないので仕方が無いという事にしてしまうわけです。
産業廃棄物のような難しい問題は後の世の人もそう簡単に解決することは出来ません。
何故なら、後の世の人は今の世の人が解決させるよりも難しい問題を背負わせることになるからです。
産業廃棄物の問題で一番の解決策は出さないようにする、若しくは出しても問題ない量にする事であって、それを出来ない先人たちの方に問題があることは明らかです。
そして、大量に残された産業廃棄物など誰にも解決することが出来ない事は明白ですから、この問題は常に残り続ける事になると考えられるのです。