最終更新日 2025年4月29日
日本の女性の地位は、世界でも低いことで有名です。
国会議員の女性議員の数も、数パーセントしか占めておらず、これは先進国でも最低レベルと言われてるんです。
昔から日本は、性役割が非常にはっきりした社会でした。
男性は外に出て働き子供と妻を養うのが役目、女性は亭主関白な夫に最大限仕え子育てを専門に行うというのが日本の古くからの固定概念だったんです。
それゆえ外の社会は男性社会が築かれており、女性が介入する隙が与えられなかったのです。
会社も政治も男社会
当然、会社も政治も男社会であり、女性が入って来ても高いポジションを与えられることはけっしてなかったわけなんです。
女性が男な焼きで働く場合には、母子家庭であるケースが多く偏見が根強かったのも紛れもない事実です。
女性の社会進出を阻むことは、高度成長期の男女雇用機会均等法の制定までずっと続いていたのです。
男女雇用機会均等法がせいていされたからといって、飛躍的に女性進出が進んだわけではありません。
結婚したり、子供が出来た段階で寿退職するのが暗黙の了解であり、結婚後も仕事を続ける人はほんの一握りでした。
入社したところで女性場いずれ結婚し寿退職するとの見方が強く、組織における重責や高いポジションが与えられることはなかったんです。
女性が会社で与えられる仕事
女性が会社で与えられる仕事と言えば、お茶くみにコピー、書類の整理に接客ということがほとんどであり、管理職になることのできる女性も非常に少ないものでした。
給与体系も、はるかに女性の方が低い基本給で、安い労働力として考えられていたのです。
こうした考えは、現代でも脈々と続いていて、同じ職種や同年齢、同じ労働時間でも基本給から女性は低く設定されているのが現状なんです。
女性が一生仕事をしていける職種などは少なく、キャリア志向の女性にとって日本ほど働きにくい労働環境は他にないと言えるでしょう。
女性が働き続けること自体が難しい高度成長期に、女性の可能性を信じ女性ならではの仕事を一生の職業にした女性がいるんです。
それが、たかの友梨という女性その人です。
たかの友梨さんの経歴
彼女はけっして裕福な家庭ではなく、苦学して通信の美容学校を卒業しました。
家計を助けるために、いくつもアルバイトを掛け持ちし、厨房の皿洗いまでこなし美容学校を卒業したのです。
女性の美容に携わるうちに、もっと多くの人に開かれた美容を提案したいという思いが強く募っていきました。
1970年代、エステティックという概念が日本にはまだまだなく、造顔術程度のものがあるだけだったんです。
こうした施術ですら、芸能界の女優やモデルの一部が施術を受ける程度だったわけです。
こうしたエステ施術を一般の女性が安くそして気軽に受けることが出来るようになれば、もっと日本の女性は輝くことができ自信をもって社旗進出して行けるのではないかと考えてたんです。
そこでたかの友梨は一念発起し、エステ施術の本場フランスに短期留学することを決意したんです。
→「たかの友梨」の職場環境はどう?社員が働きやすいポイントをご紹介
日本に帰国後彼女はたかの友梨ビューティクリニックを開業
1972年前後で女性が単身ヨーロッパに留学することも非常に珍しい時代でした。
フランスの本場の技術や手技を習得し、日本に帰国後彼女はたかの友梨ビューティクリニックを開業したのです。
フランス本場仕込みのマッサージしたりインドのアーユルヴェーダを取り入れたリラクゼーション効果の高い施術が話題を呼び、たかの友梨ビューティクリニック一躍女性たちに注目され、非常に人気のクリニックに成長していったんです。
人気と共に、日本全国に次々とチェーン展開していき、都会以外の地方山間部にまでエステ施術やエステティックの概念を浸透させていきました。
このたかの友梨の功績は、非常に大きく現代でも尾錠業界の随所で彼女をリスペクトしたり、経営術などをお手本にそれを真似るサロンも沢山現れたのです。
たかの友梨ビューティクリニックは、単にエステティック施術でどんな女性でも美しくなれることを認知させただけにとどまりません。
たかの友梨のマーケティング戦略は非常に素晴らしく、美容業界に革命をもたらしたと言っても過言ではないです。
テレビコマーシャルなどは非常にインパクトが強く、多くの人を驚かせました。
人気タレントや有名女優を惜しみなく使うことはもとより、彼女たちを半分ヌードもしくはフルヌードでコマーシャルに起用し話題をさらったのです。
たかの友梨ビューティクリニックに通えば、女優やモデルのようなダイヤモンドのように輝く素肌に成れるのではないかと思い、多くの人がクリニックに予約を入れました。
まとめ
エスエティックは女性の物という概念を覆したのもたかの友梨です。
人気男優を起用し、メンズエステなどを世間に紹介したんです。
最初こそ抵抗感を持った人も多いですが、今ではメンズエステは当たり前の人気施術になっています。
たかの友梨は常に時代を見据え、新たな美容を人々に提案し続けてます。
業界ではもはやレジェンドとなっており、今後もどのようなことを我々に提案してくれるのか、多くの人々が彼女に注目しています。